8世界の中心で王子様と叫ぶ(水林)


柏原先パイは何をしているのでしょうか?
ポテチ見て目の色かわってマッハのスピードで救出?にいったのに、
咥えた瞬間幸せオーラ(柏原先パイにピンクはとっっってもにあいませんっ。)を身にまとい、
ゆうゆうと歩いて行きました。


ウザッ……いえ、ゴホン。少々ムカつきますぅ……(怒)
足のコンパスが長いのを自慢しているようで……(怒怒)


って。

「王子様がいないのですぅぅぅう!!!」


あぅあぅあぅあぅあぅぅぅぅう〜!!!
さっきからさがしているのにずっとみえないのですぅ。
運命の赤い糸をたどっても会えないのですぅ……はぅぅ。


ピッピッピッ。
プルルルルル。
『弥生様、いかがなさったのですか?』
「執事?あのですね、ヘリを飛ばして下さい。
で、王子様、もとい朝月先パイをさがして下さい。」
『はっ。御意のままに。』
ピッ。


はぁ…王子様、これはロミオとジュリエットですね。
お互い会いたいのにすれちがって、邪魔され(人ごみに)
でも!!最後は『ピンポンパンポーン』
「1年生は……あーつかれた。イアンがんばって☆」
「何かわいくいってんだ!?やらないからね!?」
「何いってるのイアン。かげの超うすいあなたが公の面前に存在感を出せる一生に一度しかないチャンスなんですよ?」
「ひどっ!!僕だって存在かん……あ゛ぁ゛周!?でてった!?え、えぇぇっと……短距離走です!?」

あー。体育祭なんてつまらないですう。
「ヨーイ。」
『パン!』
だって。


絶対一番前から逃れられませんし。


(どうせ学年で1番小さいですよ、えぇ。)


しかも。
1位は確実ですぅ。
『ゴールっ!!』
はー、無駄につかれました……


プルルル
「何?」
『弥生様!屋上に朝月さまとみられる方を発見しまし』
途中で切り、猛ダッシュです。
「あぁ、そこの子!!まだ短距離走終わってないよ!」
きいてませーん。





『あぁ、ロミオ、ロミオ、何故あなたはロミオなの?』
『それは』

「王子様だからですぅ!(違)」


バァン!



……。
いません。
バリケードみたいなものがあったんですけど。
中にはバケツとモップが。


「王子様ァァァア!!!」

世界の中心で、王子様と叫ぶ。


ひらりとバケツの底から舞い上がった紙。


『ちなみにこれが僕のつもりだから。まぁ、がんばったね。おめでとう。』






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