6人参は人になりたかった


朝月君(でいいかな?話したことはないんだけど)が逃げて柊さん(さんでいいのかな?)も逃げているなかで、
僕は1人、敵にむかっていってたりする。


〜人参 wanted to be人〜


“人参は人になりたかった”



って何の競技名なんだ、これは。
周はさっきから思ってるんだけど、本気で壊れている。p いわゆる暴走機関車?っていうかそれをこえて民家につっこんだくせに少したりとも傷なくて、次の獲物をねらってる感じ?


“私は決まった道を走りたくはないの”とかいう感じ?
あれっ、僕何言ってるんだろ。


「第3コース…キャロット」
気づけば僕の番になっていた。
放送は周がジャックしているのであたりまえだけれど、数少なき僕の友も
「ファイト!キャロット!!」とか言っていたのは気のせい…気のせいがいいな。


とりあえず、何をされるか分からない(起こるんじゃないよ、起こされるんだ)
少し緊張したところで、横を見る。あれ、………。


このレース周が気に食わないって言ってた人しかいないのでは。
つまり、周はこのレース何をするのか分からない。


常識がカケラしかない周のわずかな常識さえ通じない!
「それではルールの変更をお知らせします。」
マイクからやる気0の声が届く。
そんなにやる気ないんだったら邪魔をしないでくれっ。


「障害は3つ。そのうち1つのみロボットを使いますが、あとはあなたの頭脳しだいです。
それでは Good Luck!」


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