5逃亡中。逃げています。(柊)
「帰れなのだーーー!!!!」
“あれ”がきたのだ。柊はぶっとばしたのだにょ。
右ストレートアッパーなのだ。
我輩が兄のなにが嫌いなのだというのなのだがな、『スキンシップが激しい』のがいやなのだにょ。
そりゃ、抱きつくのは親愛の情(親兄弟友達関係なく)を示す柊星人の立派な文化……
というかDNA自体に組み込まれているようなものなのだが、
というか普段は我輩も水林にだきついたりとしているというか、
というか工藤は抱きつくと嫌がるし抱きつき心地そこまでよくないからあんまり抱きつかないというか、
というか前は柏原や朝月に抱きつこうとしたこともあったけど
男子に抱きつくのはやめた方が良いとわかったから抱きついてないというか……
…………とりあえず膝枕頼んできたり、我輩を抱き枕にしようとしてくる時点で何かがおかしいのだ。
しかもあやつからの抱きつかれ心地、そういいわけでもないのだ。
まあそれはいいのだ。今は体育祭なのだ。
柊の(逃げ)足をもってすれば走るのだけは1等をとれるのだ。
ロボットと闘うよりかは松乃を殴る方が簡単なのだしだにょ。
で、柊のしばらく後が朝月…っていないのだ。逃げたのだな。
まあとりあえず、松乃がこないうちに、次の競技までに、我輩も逃げるのだにょ。