3柊やなぎの恐怖の休日


柊なのだ。
今日は柊の1日を紹介するのだ。


我輩が住んでいるのはとある一軒家なのだが……。
基本1人で住んでいるのだが……。
土日になると『あれ』がくるのだな。『あれ』が。
だけど…だけど…我輩は……


「マイ リトル スウィート シスター!!!!久しぶりに…ニギャー!!」
「ウザいのだ!!柊キックなのだーーーーーー。あっちいけなのだこの馬鹿兄―――!!」


そうなのだ。
週末になると必ずといっていいほどコイツがくるのだ。
柊の兄貴がくるのだ(泣)


「なぜだ、やなぎ、兄ちゃんの愛を…受け取れないというのか!!!」
「だまれなのだ、この馬鹿兄貴がなのだ!!いいかげんのシスコンはやめるのだーー!!」
「えっ、無理。」


紹介するのだ。
コヤツは柊の兄、柊松乃(ひいらぎ まつの)なのだ。
柊より4つ年上で現在地元高校2年生にして生徒会長。
背も高く家事も大得意(特に料理)という普通にしたら理想の兄……。


だが、コイツは…コヤツは重度のシスコンなのだーーーーー(泣)
休日のたびにコヤツに会うのは素晴らしく気が重いのだー。


「とにかくあっちいけなのだ。とにかく柊は台所いくのだ。」
「なにっ!!お兄ちゃんに手料理を作っ……」
「飲み物とりにいくだけなのだーーー!!自分で勝手に作っとけなのだーー!!」


とにかくコイツはシスコンでシスコンでシスコンで・・・・・・・・
抱き枕にしようとするは膝枕しようとしてくるは抱きついてくるは……
とにかくスキンシップが激しいし……

おまけに……おまけに……
『今度学校に行こうかな♪』
なんて言ってるのだにょーーーーーーー


図書組に…図書組にコヤツをみせるわけにはいかないのだ。p 絶対阻止するのだ!!



………とにかく、柊の休日はコイツの相手するので1日が終わるのだにょ。



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