2水林弥生の優雅な休日




――ピチチチチチっ、ピチチチチっ――
パチッ

「ふぁ、あ…うーん…」
おはようございます、みなさん。いえ、
「王子様☆」


朝起きて目の前にいる王子様(写真)に朝のごあいさつをいたします。
ちなみにこの写真は満面の笑みのところを隠し撮り…いえ、写真を撮ったのですよ☆


王子様(だから写真)を手に取ります。
「はぅぅ、王子様見て下さい外を!ふりそそぐ太陽の光は貴方の輝きを増すもの、
この小鳥のさえずりは、麗しい王子様の声にはとてもかないませんわ!!」
「お嬢様、ご支度ができました。」
「あ、待って下さい。今愛を語っている途中なのです。この澄んだ空は美しい貴方の瞳……」
「お嬢様。今日は生憎の大雨ですが……」










アボカドのソテーに、アボカドサラダ。アボカドシャーベット
…。
はぅぅ、今日は大好物ばかりです。
レディはゆっくり優雅に食べるものです。
紅茶をのもうとしました。


「はぅぅ!」
「どうなさいましたか?」
「あぅ、熱いのですぅ……」
涙目で見上げると召使いたちはズッキューン!!と矢で胸を刺されたようです。

「おおおお嬢様、大丈夫ですか!?」
「だ、誰か!一番の名医を!!」









リムジンで学校に到着しました。
あうあう、車の中でも王子様に会えないなんて……ひどいです。
でも、あと少しで会えますね。



「いってらっしゃいませ」
「水林様!」
「水林様!!今日こそ俺のラヴレターを!!」
「うるさいですね。どっかいって下さいませ。」
「あら水林さん。」
「あ、工藤先輩。」
「あの、イアンをしりませんか?ずっと探してるんですけど」
「先パイ、それならずっと後ろで『僕はここにいるよバカー!』って叫んでる、うっすら姿がぼやけてる人がいますが?」
「あ、イアンいた。」

見つけた瞬間ズルズルとどこかへつれていきました。
大変ですね、イアン君。頑張ってください。


「柏原先パイ、おはようございます。」
「あぁ、おはよう。」


図書室に来ました。


「王子様は何処でしょうか?」
「あぁ、あそこで柊やなぎと話しているぞ。」
「柊先パイ……と……?」


ふりむくと、柊先パイと王子様が……。


「王子様が……柊先パイと…あぅう〜!!」
「うわっ、泣くなよ!」
思いきりあせる柏原先パイ。

「ニョ?どうしたのだ水林?」
「柊やなぎに嫉妬だと」
「みにょ?『しっと』とはなんなのだ?うまいのか?」
「バカだ。バカだ。」
「何2回もくり返してるの柏原」
「朝月峰、お前の姫さんが泣いてるぞ。」
「僕に姫なんていないよ(キッパリ)」
「(シ、ショックです…!)」
「何しゃべってたんだ?」
「にょほ?水林がモテているな、という話だ。」
「お、王子様!!貴方も嫉妬していてくれていたのですねっ!!うにゅう、う、うれしいですぅっ!!!」


思い切り抱きつきました。
はぅぅ。
ハリセンではたかれました。










夜は王子様におやすみの愛を語って、(長いので省略)
Go to bedです。


すばらしい1日でした。


明日もいい1日でありますように。



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