4朝月峰の平穏?な休日
今日は。峰の姉の朝月紫(ゆかり)です。
朝月の1日を報告しろと言われたので、観察しました。
―――――朝月峰生態観察日記―――――――
7:00 寝てる
8:00 寝てる
9:00 寝てる
10:00 そろそろ起きた
20 御飯作ってる
30 御飯食べてる
50 食べ終わった
11:00 2階に上がった。
紫)部屋にこもってます……
少し覗いてみます。突撃!
……本を読んでます。
12:00 部屋にこもってる
13:00 部屋にこもってる
14:00 降りてきた
昼御飯を作ってまた上に上がった
15:00 部屋にこもってる
16:00 部屋にこもってる
17:00 部屋にこもってる
18:00 部屋にこもってる
19:00 降りてきた
夕御飯を作って食べてまた上に上がった。
紫)ちなみに私はコンビニで夕飯買って食べました。
峰が私のこと無視するので。
えっ、誰もそんなこと聞いてない?それは失礼……
20:00 部屋にこもってる
21:00 部屋にこもってる
22:00 部屋にこもってる
23:00 部屋にこもっ「姉さん何をしているんですか?」
峰が来ました。
「今舌打ちしましたよね。そのノート見せてもらえますか?」
「嫌〜だ〜」
「見せてください」
「嫌―――――」
「見せなさい。」
「うわっ、年長者に向かって何その態度。最悪にも程があるね。」
「何とでも言いなさい。見せて頂けますよね?」
「イーヤーーあっ」
取られた。
無言でノートを読む朝月峰(13)。
部屋に沈黙が降りる。
「……姉さん、これは何ですか?」
「朝月峰観察日誌だけど。あーあんたって本当つまらないのね。何か面白いことしなさいよ。」
「……。普通こっちが怒りますよね。…あーもういいです。これ捨てます。」
「フッ、無駄よ。甘いわね峰。私はやろうと思えば何でも出来るのよ。」
ごみ箱でも何でもあさってやるから。・・・嘘だけど。
「嫌な姉ですね。シュレッダーにでもかけてトイレに流します。」
「いけないんだー。トイレにはトイレットペーパーかちり紙しか流しちゃいけないんだよー。知ってましたぁ峰く〜ん?」
「勝手にして下さい。僕もう寝ます。」
あ、ちくしょー取られた。
まあでも私記憶力だけは良いですから。
何回でも再現してみせましょう。
あれ、峰が降りてきた。
「あらぁ、峰君寝るんじゃなかったの〜?それとももしかして1人じゃ寂しいの〜?お姉ちゃん一緒に寝てあげようかあ?」
「一言言っておきます。再現しようと思っているらしいですけど、無駄ですから。
あなたの思考パターンなんて分かってますから、すぐに探せだせますよ?
無駄なことをしては時間がもったいないでしょう。それじゃあお休みなさい。」
「あんたって本当可愛くないし性格最悪よね。」
「姉さんに云われるとは本望で光栄です。」
そう云って峰は私の部屋を出たのだった。
あぁ、私はなんてイヤな弟を持ってしまったんだろう。
よし。決めた。授業参観は私が行ってやろう。
峰の授業を破茶目茶にしてやる。
そんな決意を胸に秘め、私は布団に入ったのだった。
以上、朝月紫(峰の姉)からでした☆