6最強☆メイド様(天馬)
まったくどうなっているのかな?
喫茶店のお手伝いに僕たちはきたはずなのに……。
どうしてこうなって……
「いたぞーー!!」
「や・よ・い・ちゃーん!!」
メイド服で人気の出た弥生さんを追いかけてくる男子らざっと10人ほど。
3対10はだめだよ!!こわいよ!!
「こわぃーーー!!」
「はうぅ、私はストーカー共にはもてたくないのですっ!
私のDistiny☆は王子様だけですっ!」
「星夜ぁっ!!どうすればいいかなっ!?」
そうすると、無言で走っていた星夜がクルリとふりかえった。
「弥生。」
「はい?」
「(おぉっ呼び捨て!?)」
「……鬼をつかまえる、または半殺しにしてゴールにつくと、アボカドをもった朝月君が来るかもね。」
「ほああたぁ!!鬼どもかかってこいやあぁあ!!」
絶対絶対弥生さん、星夜の文末の言葉きいてないよね?「かもね」っていったのにな……
弥生さんは回し蹴りで4人まとめて倒した。
どこで習ったのか背負い投げで3人をドミノ倒し。
一人を投げ飛ばして、2人撃破。
一人を星夜がデコピンで倒した。
何気星夜のデコピンは攻撃力高い。すごいです。
僕は体育座りでみています。ハイ。
WAO、あの血は鼻血かなぁ?
だったらいいな、ウフフフフフ〜☆☆
慈愛にみちた目でみていると、満足気な笑みで2人ともこっちにきた。
うん、そんなイキイキした顔、みたことないな、二人共。
とにかくここは大丈夫そうです。
最強な2人に守られてるからね。
あれ?僕、女の子でもよくない?守られキャラ……。
……まぁ兎に角30分逃げましょう。
あ、ちなみにですね。
僕が体育座りしていたら前に1人の男子がおそいかかろうとしたんですけど。
横にふっとびましたよ。
最強☆メイド様!
「王子様への愛の力です!」