7衝撃の事実発覚(朝月)




今晩は。絶賛現実逃避中盆踊り中の峰です。
「僕は盆踊りをする」と宣言したところ、冂が提灯を持ってきてくれたので、
それを地面に置いて盆踊っています。




〜盆踊り中〜
(この灯り遠くから見たら鬼火に見えるだろうか……)

〜盆踊り中〜
(…蒼くないから…不知火とかおいでおいで妖精……?…)

〜盆踊り中〜

(…ああ一人囃子とかあったな……それかな?)

〜盆踊り中〜
(学校の七不思議になったりして・・・・・)

〜盆踊r「しつこいですよ」
「……折角行数を増やそうと思ったんだ、止めなくてもいいじゃないか」
「うざったいです。で、峰兄はこんな所で何してるんですか。」
「朝言ったじゃないか、盆踊りだよ。」


後ろを振り向くと冂が仏頂面をして立っていた。
女装については突っ込まないことにしよう。敢えて。
僕の台詞を聞いた瞬間、冂は何とも形容し難い顔をした後、何故か憐む様な顔をした。


「…峰兄。」
「何だ。」
「……今までそれを盆踊りだと思っていたんですか」
「は?」

冂は溜息をついて僕を見る。


「それは盆踊りじゃなくて町内会の音頭だと思います」




「な…!?」
朝月峰、14才。盆踊りを知らなかったことを今知りました。




back  menu  next

家具

テンプレート