9勘違いから始まる何か(柏原)




工藤周の召使的な奴(←未だに名前を覚えられない)がミシン中。
俺はダンスの特訓して、終わってた。


「ってすごいね!!すぐに覚えられるんだもん。感心しちゃった。」
「あぁ……ありがとう。」
「じゃあ、帰るね。またあした。じゃね。」


最近変な感情を抱いている今日この頃。
俺に向かってあんまり話しかけてくれない。
真っ赤になって寄ってくる。

なんか、変。

花鈴のヨーダイが気になる。

あいつ、変な病気にでもかかってんのか!?


「いや、それはないっしょ。」
「うおっ、城。」
「ずっと前?30分くらい前からいたんだけど。てゆーか、お前キモかったぞ。グルグルと回って独り言しゃべって。」
「気付かなかった……」
「お前さぁ、花鈴そんなに心配してるってことは、あいつのこと好きなのか?」
「は!?」
「いやだから……」
沈黙20秒。


「そうか、好きなのか。へぇーー、ふぅーん。」


それは柏原の変な勘違いから始まった……




次回乞うご期待!(by水無川)




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