6高級オーダー帽子店(工藤)


こちらかわって帽子屋。
はじめまして、オーナーの周です。
店の正式名称は『高級オーダーメード帽子店』でありまして、
帽子なら日々100個は作れます。
そんな私の位は『王族付き高級ボウシ専門仕立て………』となっていますの。


「ごめんくれにょ」

(第三者→)店の中に愉快な仲間達がはいってきた。
「ごめん下さいの間違いだろ。」
柏原猫がつっこんだ瞬間、周がネコに向かって走り出す。
「ナイスなツッコミ75点です。」
「はぁっ。」
「やっぱり、最初に『なんでやねん。』があったほうがインパクトがあると思うのです。
それで90点ってとこでしょうかね。」


勢いにおされる愉…(省略)仲間達。
そこへ勇ましい?アリスが話しかけた。


「あのぅ、帽子屋さんですよね。」
「はいっ」
「ツッコミとどう関係あるんだにょ?」
「それはですね!!この店は76点以上でなければ入れないんです。」
どういう店っていうツッコミをスルーした三人。


「と、いうことで皆さん……お帰り下さーい。」
シャッターを閉めようとしはじめた周へアリスがまたしてもがんばってつっこむ。
「76って微妙じゃないですかっ。」
動きをとめた周…。そしてシャッターをあげはじめたっ!!


「タイミングは微妙でしたけど…。90点差し上げましょう。
さぁいらっしゃいませ。『万能帽子屋』周のお店へ。どんな帽子をお望みですか?」


顔を見せるネコ&アリス。
まさかここでポテチなんて…。
「ポテチくれにょ。」


言ったー!!。固まってしまった周。
どうするどうなる!!っおおっとここで周が笑顔になった。


「ボケに興味はありませんよ。」
そしてウサギを押し出してシャッターを閉め始めた。


「いやまて。本気だ、本気。」
「はぅ…。許して下さいっ。」


必死?の説得の甲斐あってどうにか三人は店の中へと入り、ポテチを食べはじめた。


「お茶なんて出してもらっていいんですかぁ。」
「はい。客も滅多に入れませんし。」


今、ネコとウサギは必死のポテチの取り合いをしているがために、
優雅なお茶飲みをしているのはアリスと周だった。


「お客ってどんな人なんですかぁ。」
「あぁ、女王様ですよ。あのお方は毎回麗しいまでのツッコミで200点代を出して下さるんです。」
「へぇ、で、王女様ってどんな人ですか。」
「えっと、あの机の上の写真の方で。」
「はぁぁあっ!!王子さまーーーーーー!!」
「はいっ?」
「ウサギ&ネコ、さあ、王子様に会いに行きましょうではありませんかっ!!」


急に眼が輝きだしたアリス。


「私も王宮に仕事がありますので。」
さぁ、こうして三人の旅は続く。


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