７体育祭とは僕の思考をも怪訝しくしてしまうものである(朝月)
体育祭、いや体育災を阻止するとか言ってみたものの。
無理だろう。
現に体育祭はもう二日後だけど、ほら何も出来ていない。
さらに、柏原がまた凹んだ。
昨日のニュースで、ポテチがまた値上げしたと言っていたらしい。
まあ来年になれば値はまた元に戻るとか。
そのせいで柏原は体育祭どころではない。
「俺は･･･俺は遠距離恋愛で頑張るしか無いのかあああああ」
頑張れ柏原。
今なら『イ○ン』でポテチが８８円だ。
そして柊と工藤が珍しくタッグを組んでいた。
「……運動会でストライキを起こせばきっと中止になるはずです！柊さん、頑張って下さい！」
「にょー！分かった、頑張るのだ！！」
工藤、もう少し冷静になるんだ。
ストライキなんか起こさなくても、普通に休めばいいんだ。
駄目なら何処か遠い処へ〜
それも駄目か。
まあいいや。人のことなんか関係無いし。
とうとう柏原が床にポテチと書き始めた。
末期症状だ。少しこれはまずいんじゃないんだろうか。
「柏原、今ならイ○ンでポテチが８８円だぞ」
「………っ！」
あ、買いに行った。
非難の目が４つ位こっちに向いてる気がするけど、……気のせいだね（断定）。
ああ、駄目だ。体育災のせいで僕の思考も怪訝しくなっている。