3皆の心が(初めて)エイリアンと通じ合う瞬間(柊)


なぜなのだ。柊は理解できないのだ。
柊はただ『タイイクサイ』とやらがなんなのか知りたかったのだがにょ……。
どうやら水林以外は『タイイクサイ』とやらを思い出したくもないようなのだにょ。


(コソッ)
「水林。タイイクサイとやらはなんなのだ?」
「はぅぅっ。それはですね、全校生徒が赤・白・青に別れてですね、
短距離とか応援合戦とかetc…で優劣を競うものなのですぅぅ!!」


そうなのかにゃ。普通の種目はおいといてなのだ。
柊は走るのだけは得意(逃げ足だけは早い)のだからにゃ…ん…?


(ポク、ポク、ポク、チーン。)← 一休さんっぽいのが木魚を叩いております。


…。
……。
………。
まてなのだ。もしかしてなのだ。
「水林……」
「?柊先パイどうされたのですか?」
「まさかなのだが……その………体育祭とやらには……親兄弟もくるのだ?」
「そうですね、大抵はきますと思います!!」
ということはなのだ……


「みにょーーーーーーーーー!!」




ということはなのだ。ということはなのだ。
あのシスコン馬鹿兄もくるということなのだにょ!?
絶対無理なのだにょ!!



「なんとしてでも体育祭を阻止するのだー!!」
ガシッ。
「柊さん・・・・・今私たち、はじめて気があいましたね。」
ガシッ
「柊やなぎ、その思いは俺もだ。」
ガシッ
「僕も同じくです。」


みにょにょ?ということはなのだ。
柏原と工藤と朝月も体育祭は嫌なのだにょ?
どうしてなのだろうにゃ……?


まあそれはどっかにおいとくのだ。
なんとしてでも体育祭とやらを阻止するのだ。






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