11まさかの危機!?(水林)
(一方その頃の水林)
あぅあぅ…一体どこにあるのでしょう……
「水林さん。」
「白鐘さん……」
白鐘さんは美人です。
まぁ、別に私は『かわいい』で、白鐘さんは『きれい』だから、妬く必要はありません。
「どうなさったのですか?」
「本を探しているの?」
「はう〜…そうなんですけど、みつからないのですぅ…」
「そう…私が持ってるよ?」
口角を吊り上げました
嫌な笑いですぅ…
というか。
「何故もってるんですか!!返して下さい!!私のバイブルを!!」
「いやよ。」
「なっ…!」
つきとばされました。
ダンッ!
ロッカーに思い切り背中をぶつけました。
「はう〜…痛いです…お返しですよ?」
足をまわし、回し蹴りをくらわしました。
はい。Sトゥー先生びっくりの見事な曲線です。
「ムカつくのよ。」
「何がですかっ!」
机や椅子さん、ゴメンなさい。
大破しています。
「楽しそうにあんたたちが本を読んでいるのがよっ!」
「は?」
その一瞬で攻撃をくらいました。
意識が遠のきます。
はぅぅ…王子様…助けて下さい。