1大変なのですぅ!(水林)


逆鬼ごっこがおわり、天馬さん・星夜さん兼助っ人は帰られました。
はうぅっ、そして、毎日平凡に王子様にラヴコールをおくる日々がすぎていきます。


しかし!!
ある日事件がおきたのです!



「皆さんっきいて下さいっ!!あぅ、大変なのですぅーーー!!」
「落ち着け水林。どうした?」
「あぅあぅ、あのですねっ!はっ、王子様!!」


そう、私はくそ柏原先パイ…もとい、王子様☆達の教室に参ったのです!


「あぁあ王子様……今日もホントお麗しい……そのお机も金色にみえますわ……」
「水林さん。たのむから僕のクラスでの居場所を奪わないでくれ。
ほら、皆の視線がイタイ。刺さる。」
「で、なんだ。水林。」
「あのですねっ!!図書室に来て下さいっ!大変なのですぅっ!!」



IN図書室。


「あのですね!私の愛読書が盗まれたのです!」
「私の愛読書もとられました。」
「にょにょっ!柊の本もとられたのだっ!」
「みんな何の本なの?」
「私は『現代のシンデレラー王子さまをゲットする方法ー』です。」
「私は『黒魔術で人々の心を奪うーそして私は大統領になったー』」
「柊はな、『柊語を日本に広めるための1億4005章』なのだーー!!」
「どんだけ分厚いんだよっってか皆さん何の本読んでいるの!?」


「(ハッ!)(柏原高速で本棚に行く)あっ……あっ……
ポテチ図鑑がねえぇえ!!!!(絶叫)」


「あっ、僕のお気に入りの推理小説もない……」
「図書組の好きな本ばかりとられているんです!」
「にょー。柏原の魂が屋上までいってしまったのだにょ!とってくるのだにょ!
(ショパパパパ……)」


「一体、誰が?」






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