１４他人よFIGHT”２”(佐伯)
花鈴です。
只今、靕は失恋のショックにおちいり、ポテチの敵のチョコレート(しょっぱい⇔甘い)を
バリバリ食べてます。
そこにやはり人間たちがどーーーーーーっとおしよせてきました。
「靕、また来た！逃げよう！」
「はぁーーーーーー。はいはい。」
やばいです。大ピンチです。軍隊の目がキラーンと光っております。
効果音はドタドタ、ドドドドーーーーーーッ、ピシャーーーー！！って感じです。
すると靕が立ち上がりました。
背後には霊というかまぁそんなのをつけて、黒――い雰囲気……。やばいです。
「俺の所に……
寄んじゃねぇーーーーー！」
そうして何か小さい声で言って口ごもりました。
訳してみると“俺に寄っていいのは……ポテチだけだ。”
ポテチ……
『だけ』！？
「シャラーープ！！」
ひるみました。
私……帰ろうと思います。
「靕、私、角行ってくる。」
「いってらっしゃい。」
角は……学校のです。つまり、ココです。
私たち、気付いたら第二の大軍に囲まれてました。
「だから寄んなって……」
「靕、まだチョコレート食ってんの？早く食べ終わってよ。」
「俺はポテチを愛している！！」
ハイ？さっきふられましたけど
「まだフラれてはいない。あれは……空耳だ。」
心読んだーーーーーー！！こいつまじやべぇ……。
てか、ポテチってどうなってるんですか……。
あなたの中のポテチってどうなってるんですか……。
つかまった。
「靕、ちょっとあたしたち……」
「１００円ゲットだぜ！」
古いと思ってるみたいです。
「ダメよ！！ポテチが地獄の果てに行ってしまう！！」
「ダメダ、ポテチ！！俺の愛が分からないのか！」
そう云って、見事脱出しました。おめでとう。
ということなので、
(あきらめないでーーーーー)