1望みは食べ歩きのみ!(柊)




なんやかんやで文化祭も終わり(作者都合により色々すっとばして)時は1月……。
そう、修学旅行シーズンなのだ!!


「雪羽―雪羽―。雪羽の時の修学旅行はどんなかんじだったのだ?」
「インフルエンザで日に何人もの生徒が帰る大惨事だったよ……。(遠い目)」
我輩地球に来てから初めての修学旅行(注:やなぎちゃんがきたのは中1の時点)だから楽しみなのだにょ。
ただ我輩の学年、京都か東京かで先生が揉めててまだ行き先すら決まってないようなのだが……。


「自主研修とかの班分けさえ良かったら後は大丈夫だよ。
やなぎちゃんの学年は割と自由がきくから班分けも自由だろうし……。」
「班分けが悪かったらどうなるのだ?」
「やなぎちゃん……橘先生と一日自主研修ってどう思う?」
よく分かりました。

「それにしても……。あ、あやつ……あの橘の野郎……引率教諭に入っているとは……。」
「え、本当に入ってるの!?学年違うんじゃない?」
「もしも京都に行き先が決まったらの話だが……京都にはあの野郎の奥さんの実家があるそうなのだにょ。」
「……。」
さっさと離婚届出せなのだあの野郎。見苦しいのにもほどがあるのだ。


「個人的には京都で食べ歩きしつつ朝月当たりと神社仏閣巡りというのが一番よいパターンなのだがにょ……。」
「朝月君とねぇ……ちょっと意外。」
「いや、あやつだと食べ歩きという点と神社仏閣らへんの店で気が合いそうなのだ。柏原だとポテチの奪い合いだし、工藤だと食べ歩きを見苦しいと言われそうなのだ。」
だからといって朝月が我輩と一緒に行くかどうかとなると正直微妙なとこなのだが。
まあいいのだ。京都だろうと東京だろうと取り敢えず我輩は食べ歩きの旅なのだ。





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