4愛は性別を越え……て欲しくはないですね(水林)


「水林さん!俺と!俺と一緒の係りにぃぃい!」
「俺と一緒にLOVE(ラ部)入りませんか!?」
「水林様!俺と一緒に愛を育みませんかーーーーー!?!?」


あぁもう。うるさいうるさいうるさいうるさいですぅーーーーー。
これって係決めですよね?approachじゃないですよね?


*approach……〜に近づく。接近する。(引用―ユメタンP136)


男子共の壁の間から、ユキトーをみると、ユキトーも囲まれてました。
「行灯さん!私と一緒の係になりませんか!?」
「いえ私と!私と一緒に!!」
「行灯さんー!!」


………おぉお。
性別の壁をこえてます。
ユキトーは黄色い耳栓をしてピ力チュウののどをくすぐっています。(現実逃避ですか?)
ユキトーは私の視線に気づいたようで、視線を向け、こっちに来ました。
耳線を外し、男子の壁を退けながら、(何故かユキトーは男子に怖がられてるのですよ。)
座っている私の所へ来ました。


「書こ、水林。」
『ピーカーー!』
「そうですね。」
立ち上がり、黒板の所まで2人で行きます。
全員分の視線を浴びながら、チョークで名前をかきました。





図書部に。


「あ゛ぁ゛あ゛あ゛ーーー!!!!」
「俺もっ俺もーー!!」
「あぁっ定員2名だとぉぉお!?」


ふぅ。



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