うなぎー仲直り大作戦 Part.X(後日談)
花見その後……
「うなギー、うなギーでてきてよ。本当にごめんよ。もう、包丁なんて怖いものないから。
食べたりなんかしないよ。」
(光矢さん、うなギーは混乱しているのです。無理ですよ。((黒天の心に届く音なき声)))
「そうだよね。たいっち。本当にごめんね。もう二度とあんなことはないようにするから。」
(本当ですか。((黒天には聞こえる不思議な声)))
(光矢っ。)
「うなギーっ。ごめんよ、本当にごめんよ。」
(いんです。((黒天だけが感じられる慈愛の声)))
「ハツもね、普段はあんな子じゃないんだよ。もっともっと優しくってね。」
(知っています、光矢が選んだ人ですし。((黒天だけ読みとれるなんら変化のない魚の顔)))
「うなギーっっーーーー。」
(気にしてませんから、そんな謝らなくていいですよ。((ちょっと目線が動いた気がするけどやっぱり変化のない魚の顔。)))
「ありがとうっ、うなギー。」
(はい。((あっ、少し笑った気がしたけどそれでも魚の顔)))
「それでね……………。」
「うんっ、薄ったら可愛いでしょ。」
「ねぇーーーーーーー、」
以上、インセタリウムで見られる生徒会長の奇行。