1この方向音痴がっ!(柊)
怒涛の調理実習が終わって多分一週間ぐらい後のこと。
柊やなぎちゃんは廊下を走りながら叫んでおりました。
「みにょーーーーーー化学室はどこなのだーーーーーーー!!」
IN図書室なのだ。
柊なのだにょ。
図書組全員で図書室にいるのだにょ。
調理実習……大変だったにょ。
結局なのだな。佐伯の作った桜もちは……もう思い出したくもないのだにょ。
影賀の作ったのはものすごく美味かったのだ。
まああれだ。
(ハンパなく美味い)目玉焼きが得意料理だったということなのだろう。
かっこの部分を抜かしていたのだろうな。
まあとりあえずそれは置いといてなのだ。
「工藤…柏原…」
「ん、なんだ。」
「なんのようでしょう。」
「この学園……どこがどうなっておるのだ?今だに理科室や音楽室の場所がわからないのだ」
「はぁっ!?」
「授業に毎回10分は遅れると思ったら……知らなかったのですか?」
「はぅぅっ!柊先パイ教室の位置が分からないのですか。」
「……ありえない。」
………驚かれたのだ。まあいいのだ。
校内編これにてスタートなのだ。