12姉さんタイフーン上陸〜後編〜(佐伯)
―数日前―
「ただいまぁーーー。」
えぇーーと。なんか姉の声が聞こえるのですが、気のせいだね。
「花鈴―いるんでしょーー?」
いますよー。
「いるんだったら返事しろボケェーーーー!!」
ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。
「いますよ。おかえりなさい、姉さん」
なんか某国の大学に行っていた姉が金髪になっての帰宅ですね。
「storeにgoよー!」
「はい、わかった。今、行く。」
そこでに……であった……。(ウルルン風に)
超さめてた……。
姉さんみて超おどろいてた……。
―今日 in Karin’s room―
「俺は今日より……恋人選びをする!」
「あ、そう。そのポテチ、くさらないように努力することね。」
「“人”はくさらねぇ!ポテチはなあ「ハイハイ、わかった」
「……あ、そうそう、悠姉さん、いつまたあっちに行くんだ?」
「うーん、知らないな。」
「(ボソッ)早く帰らねぇかな……」
「じゃあくんのために1年間くらいいてあげようか。」
黒オーラに包まれた悠姉さん登場!!
やばいです。超コワイです。
「「……」」
「なんかしゃべれや“クソガキ共”が!!」
「なんで姉さんは1年もいるの?」
「(さすが花鈴。悠姉さんのあつかいになれてるな。)」
「うーん。なんか飛び級しちゃってねぇ、愛しの彼がいないの寂しいからぁ、まってようかなぁと思ってぇ……。」
なんという上から目線。
なんか姉さんが
キモイよ。
いや、気色悪いよ。
「彼氏いたの?」
「まぁね!」
これでも外見はとてもお綺麗なお方でいらっしゃいます。
「おめでとう(チッ)」
「まぁ花鈴もすねないで。そこにBoy がいるじゃないか。」
「我輩のポテチは恋人である。」
「ざけんじゃねぇぞオラァ。こんなカワユイGirlがいるのになんか太ってるし目も鼻も口もない、
なんか黄色い奴にホレるとか人間じゃないだろ!」
人間じゃない?
ALIEN?
「No! He isn’t an alien !! He is a human. Do you understand?」
「Yes………」
実はイギリスの帰国子女の、花鈴と悠であった。