4成長しました!背は伸びないけど
たこ焼き、はし巻、お好み焼き、イカ焼きetc……。
目の前に積み上げたトレーの山に大満足している我輩。
横には『柊専用』と書かれたゴミ箱(すでにあふれかえってる)
……何か去年もこんなことやってた気がするのだにょ……。
去年の文化祭ごろから我輩阿賀紗に転入したのだが、振り返ってみるとちょっとはしっかりしてきたように思えて喜ばしいのだ。
思えばあれ(モキュッ)なのだな。3年(モキョッ)生の入学式あた(ジューッ)りがターニングポ(バクッ)イントとやらだったのだにょ。
あの馬鹿(ジューッ)兄が転校してきたのが(モキュッ)『(兄のスキンシップから逃れるために)しっかりと考える』(パクッ)ことにつなが(モキュッ)たのだと思(ジューッ)うのだにょ。
(↑のパクッ、モキュッ、ジューッ、などの擬音語はやなぎちゃんが何か食ってる音です)
目指すは『脱☆KY』なのだ。
「柊先輩―――!!」
「うにゅおおおおーーーーー!!」
いっ、いきなり水林にタックルされたのだにょ。
「柊先輩!!なぜ止めなかったのですぅーーーーー!!」
「にょ?」
「あの美人な先輩と柊先輩のお兄さんとのことですぅ。」
「あぁ、あの2人なら付き合っ」
「だからどうしてそれを止めなかったのですぅ!」
「メリットありまくりなのだからにょ(キッパリ)」
まぁ確かに雪羽の神経は疑わざるをえんが・・・・・・・・
「メリット@雪羽が松乃と付き合う⇒雪羽=義姉になる⇒ヤッホーイ!!
A雪羽が松乃と付き合う⇒馬鹿兄が雪羽の方に気が向く⇒シスコンの度合い減る
・・・・・・・・といったところなのだにょ。」
「柊先輩……。」
「なんなのだ水林。」
「成長なさりましたね(精神面的な意味で)」
「ありがとうなのだにょ。」
そのまま、「私なんか……私なんか劇でさえモアイが……。」と盛大にぐちり始める水林。
お前も苦労してるのだにょ・・・・・。
我輩には正直言って「恋」だとか「愛」だとかは分からないのだ。