1中等部生徒会長の平常業務(イアン)
そのころ……負の遺産、生徒会室。
「イアン、お茶ぁ。」
「ぬ…「はい、ぬるいんですね、どうもすみませんでした。いれかえます。」
「やだなぁ、(ぬるいと見せかけてあつい)でしょう。」
どういう事情だったかは忘れたが(意図的に)僕は中等部生徒会長である。
日常業務
その一、ハツのお茶をいれる。
(いれなおし頻度、平均5回。
いれなおしたのはもったいないので毎日持ってきている空のペットボトルに入れて下校時飲んでいる。
切ない味がする。)
その二、ハツの愚痴+ノロケを聞く。
(背筋がぞくっとしたり、吐き気をもよおす。)
その三、周に小言を言われる。
(心にマシンガンの速さで穴をあけられる。)
その四、行灯さんに嫌味を言われる。
*後輩です。
あれっ、僕の仕事、仕事じゃないよね。
これ、違うよね!!
「そんな君に仕事をあげましょう。」
「心読んだーーーーー。」
「やだなぁ、私を誰だと思ってるの?
最近ねぇ、やけに学校の未知の領域が騒がしいの。行って未知を既知に変えておいで。」
……………………。
「行ってきます。」